【読書日記】宗教と資本主義・国家

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シンポジウムを記録・編集したものになります。

 

宗教と政治は切り離せない事がよくわかる

日本の公教育では宗教についてあまり触れません。キリスト教、仏教、イスラム教を歴史の一つとして教育しますが、それぞれが、世界をどのように認識していて、その認識が政治にどう影響するか、ということを議論する場はありませんでした。

そのことを残念に思うほど、本書では現代と宗教についてわかりやすく説明されています。今後、多様性が増える社会では、個人のプライバシーに配慮しながらも、世界のあらゆる宗教や考え方の相互理解が必要になると思いました。

また、トランプ大統領キリスト教の長老派であることと、その政策の進め方の関係性はとても面白かったです。トランプ大統領をビジネスマンというか、金の亡者と考えていたのですが、実際は敬虔なクリスチャンだというのは、文中にもありましたが怖いですね。で宗教に熱がある人は人物もできた人だと思っていたのですが、トランプ大統領は女性への蔑視発言等ひどいですよね。これは宗派によるのでしょうか。また、それはそれ、これはこれなのでしょうか。

 

資本主義と宗教

本文中で資本主義は「お金の宗教」としています。

実際、1万円札が25円程度でできるため、1万円の力がある、と信じて使っています。この力を信じる、というのが宗教だとしたら、インフルエンサーに力があると考えるのも同じだし、部長に力があると考えるのも同じだし、いろんなところに宗教のタネは転がっているという事ですかね。

 

書評が上手に書けない。

このように読んだ本の履歴として書評をつけているのですが、難しいですよね。

参考にアマゾンのレビューも見ますが、あれを書いている人は上手だと思いました。

これまでも書評の書き方は悩んできましたが、未だにテンプレートのようなものができず、上手に書けたと感じた事がありません。

どうしたら上手に描けるのか知りたいものです。