【読書日記】蜂蜜と遠雷

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ピアノコンクールを舞台にピアニストの背景と成長を描く本でした。

500ページくらいあって、長かったけれど、とてもおもしろくて、2日で読んでしまいました。とてもいい本。

 

ピアノを弾きたくなる

わたしなんて、全然弾けないけれど、これを読んでいると、クラシックを聴きたくなるし、弾きたくなります。小さな違いに気づかない人間なのですが(芸術向きではない)、ピアノは人格を表すとか、全然分からない。どれも同じに聞こえる・・・けど、本の中では丁寧に表現されていて、分かる人には分かるんだろうなあ、素敵だなぁと思っていました。作者の恩田さんはピアニストではないですが、ピアノが好きらしいです、でしょうね、愛が溢れてますもの。

 

装丁が美しい

この本、装丁が美しいんですよ。

印象派ぽい。他の方のブログにも装丁を語っていらっしゃる方がいましたね。タイトルから全くもって内容がわからない話ですが、装丁から想像されるような懐かしい明るい風景、という内容です(わからんね、こりゃ)。

 

久しぶりに小説!を読んで、しかも気に入る小説で、あー小説っていいなー、こうだったなー、いろいろと揺さぶられるなーと嬉しくなってしまいました。

2019年はたくさん小説を読みたいです、しかも面白いやつ!