【読書日記】敗者のゲーム

読書日記です。

https://www.amazon.co.jp/敗者のゲーム%E3%80%88原著第6版〉-チャールズ・エリス/dp/4532356288

 

資産運用について書かれた本です。

別のエントリで「株式投資の未来」について書きましたが、それと似たような系統です。

 

個人投資家の初心者の株式投資をする際の良い、教科書になっていると思います。

本業があり、これとは別に資産運用をする人に対して書かれているような感じです。

【要点】

  • 運用で大切なのは損をしないこと。投資は「敗者のゲーム」だ。
  • アクティブ運用をする場合、ライバルはプロの投資家が色々なデータをもとに判断していることを忘れるな、つまりお前はその時点で不利なのだ。
  • だから、個人投資家は基本的にインデックスファンドをお勧めする。
  • 投資の目的とルールを明確にして投資せよ

資産運用って日本ではカリキュラムにないですよね。全て家庭に任せられているイメージ。

でも、社会の成り立ちとか、どう生きたいか、に直結する大切な内容でもあります。

最近、投資関係の本を読みますが、きちんと勉強して投資するのと、場当たり的に投資するのでは、やはり考え方や運用方法が全く違ってきます。また、私の周りには投資している人自体が少ないです。が、私が20年前に、こう行った本を読んでいたなら、きっと別の人生を歩んでいただろうなぁ、と思います。

もしも自分の親が、こういう本を読んで投資するような人たちだったなら、投資イコールギャンブルではなく、投資をよりよく生きるツールとして捉えられるだろうと思います。

私は、コツコツ働いて、コツコツ貯めることが美徳として教えられてきました。確かにそれは素晴らしいことですが、同時に世界は弱肉強食の世界で、賢く生きなければ、苦労が多くなるのも真実だよねぇ、経済を知ることは、大事だよねぇ、と思います。